【セブ島のギタリスト】新里陽平氏に聞いた海外でバンドをやる難しさ

こんにちは、セブペディアの和久井港(@misanwakui)です。

今回はセブ島発のオルタナティブロックバンド「Hourglass」でリードギターを担当している新里陽平さんに独占インタビューをさせていただいた内容を公開します。

この記事は以下のことに興味がある方にぜひ読んで欲しいと考えています。

  • そもそも音楽が好き
  • フィリピンでビジネスをしたい
  • フィリピン人について知りたい
  • 海外で現地人とバンドを結成したい
  • フィリピンの音楽事情を知りたい
  • Hourglassの今後の活動が気になる

Hourglassについてまだ詳しく知らないという方はこちらをご覧ください。

彼らが運営する貸しスタジオについてはこちらでご紹介しております。併せてご一読ください。

それでは、早速本編に入ります。お楽しみください。

結成背景

和久井:よろしくお願いしますー!

新里氏(以下、敬略):お願いします!ニコッ

和久井:まずは結成背景について教えていただけますか?

ボーカルのアンドリューとリズムギターのスカッドはもともと同じ会社だったんですよね?

新里:そうです。私がセブ島に来たのは2017年の4月なんですが、私の会社はアメリカのIT系企業で、社員がすごく多いんです。セブだけで900人くらいいます。

それで、会社のクラブ活動が結構盛んで、スポーツやダンスなどのクラブがありました。その中にミュージッククラブがあって、私もフィリピンでバンドが出来たらいいなあと思っていたので参加してみることにしたんです。

そのミュージッククラブの集まりがあるという日に、50人くらいいるのかなと思っていたんですが、実際そこにいたのは2人だけだったんです。

その2人がアンドリューとスカッドでした。

この2人は私がこのクラブに入る以前から2人で曲作りをしていました。ただ、バンド活動といった感じではなかったんですが。

それで彼らの曲を聴いて、面白いなと思ったんです。

なぜかと言うと、彼らの作る曲はセブ島のバンドではあまり一般的な曲ではなかったからです。少し技術的な話になるんですが、彼らの曲にはメジャーセブンスというコードが多く使われていました。

メジャーセブンスを使う曲はメロウな感じに仕上がります。彼らは「感情」を大切にする音楽を作っていました。

セブ島でそのような音楽をやっているのはすごく珍しかったので、彼らとバンドをやることにしました。

実際彼ら自身も、自分たちのような音楽をやっているバンドは少ないと語っていました。

和久井:なるほど。その後ベースとドラムが増えていったという感じですね。

新里:フィリピン人は家族とのつながりをとても大切にするんです。だからバンドも家族で構成されているとか、メンバーが自分の親戚を連れてくることも多いです。

バンドメンバーを探すのは結構苦労しました。最初のベーシストも友人のいとこに入ってもらうことにしました。

和久井:僕も実は中学2年生くらいの頃からすごいビートルズにハマってしまって。

野球部で結構うまかったので推薦で数校選べる感じだったんですけど、いや音楽をやる、と。丸刈りにしてる場合じゃないと言って学力で入ったんです。

それで音楽科のある高校に入ったんです。入学してすぐに

「俺とビートルズになりたいやつはいないか!」

威勢良く勧誘したんですが、みんなクラシックをやってる人だったんです。エレキギターなんて教室のどこを見ても見当たらなくて。。。

新里:バンドメンバーを探すときはコミュニティーも大切ですよね。

和久井:その後大学生になっても夢を諦めきれずに、ビートルズでダメならMr.Childrenくらいならいけるんじゃないかと思い、

「俺とMr.Childrenになりたいやつ出てこい!」

と言ったら、見事見つかったんです。それでバンドを始めることができました。

新里:おお、素晴らしいですね!

和久井:それで練習していたんですけど、ライブの本番1週間前に僕が辞めました。メンバーとうまくいかなかったんですよね。

夢を語っているうちは楽しいのに実際練習を始めるとがっかりする、みたいな。

新里:そうそう、そうなんですよ。そうなんですよね。

和久井:うわ、何こいつのドラムー!みたいな

新里:そうそう!(新里さん爆笑)

和久井:そういうこともあるじゃないですかね、バンドって。身内とか入れてしまって、合わない時とか大変じゃないですか?

新里:スタートするときは身内の方が楽です。でも音を合わせてみてどうかっていうのは、また別次元の話なんですよね。

それってすごい大きな問題で。人間性はすごくいいんですけど、ギターが合う合わないは別なんです。上手い下手というより、バンドに合うかが重要なんです。

だから大変なんですよね、バンドを続けるということは。

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