
こんにちは、ライターの天野裕也(プロフィールはこちら)です。
6月27日朝、セブ島のマンダウエ市ティポロでおよそ1200棟の家屋が燃えたという出来事がありました。
先日私は、youtuberのいくぴーの撮影担当として火災のあったティポロ地区に一緒に同行することができたので、約1か月後の現地の状態と聞き込みによる情報を併せてこの記事で解説していきます。

よろしくお願いします!
ティポロ地区

火災のあったティポロ地区はマンダウエ市内にあるパークモールのすぐそばにあり、フィリピンビールでお馴染みサンミゲル工場とホテルクイーンズランドに挟まれたスラム街です。
実はここら一体の場所は正式なオーナーが所有する土地で、ここに住む住人は不法滞在者なのだそう。ちなみにこういったスラム街は他の場所でもよく見かけます。
火災は夜中に起きた

火災のあった時間は、ほとんどの人が寝静まる平日木曜日午前1時ごろに起きました。私自身その時間はすでに寝ており、火災が起きたことも次の日の学校で聞きました。
私の住んでいるコンドミニアムからはタクシーで10分程の距離で、部屋の位置によっては見えたと思います。
聞き込みでわかった原因とその表と裏

次に現地で火災の原因を聞き込み調査したところ、
「携帯用充電器のショート」
と住人は口を揃えて言っていました。更に立地的にも風通しがよく火の回りが早かったようです。この時点で私自身それが原因でこんな大きな火災が起きるのか?と引っかかっるところではあります。

実際に死者が出た建物です。
病院のような場所だったらしく、主に妊婦の方がいた場所のようです。

後に現地に住む日本人から聞いたのですが、この場所は以前から立ち退きを呼び掛けられていて、今回の火災は強行手段で行われたのではないかと噂が絶えないそうです。
あくまで噂ですが、、、

7月30日(1回目の取材時)、家を失った人達が屋外にテントを張って暮らしていました。
約1200棟を焼き尽くした大きな火災。現地の方から得た情報の中には家族や兄弟を失った方もいました。現在は復興に向け住民が協力して新たに家を建て直して頑張っていました。
1週間後の様子

8月6日(2回目の取材時)、この時点では仮の家のほとんどは無くなっていました。
まとめ

泣きながらインタビューに応じてくれた女性
いかがだったでしょうか?
突然家を失い、路上でブルーシートを家替わりにしてストリート暮らしをしている人達、土地を離れる人という風に想像以上に悲惨な状態で正直胸が痛くなりました。
最後になりますが、お亡くなりになられた方々に対しご冥福をお祈りすると同時に1日でも早く、彼らが自分たちの力で生活できる日が来ることを祈っています。
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